タイ出張の経費精算で「レシートはあるのに会社からTax Invoiceを求められた」ということがあります。支払後に店舗へ戻って発行を頼むより、予約・注文前に必要な宛名と書類形式を確認する方が確実です。
結論:会社の必要情報をタイ語・英語で一枚にして持つ
Tax Invoiceには、発行者だけでなく購入者側の名称や住所を求められる場合があります。タイ歳入局のVAT規定では、完全なTax Invoiceの記載事項として、発行者の名称・住所・納税者番号、購入者の名称・住所、通し番号、商品・サービス内容、VAT額、発行日などが示されています。
出張前に経理担当から次を受け取ります。
- 会社の正式名称
- 請求先住所
- タイの納税者番号・支店番号(必要な会社のみ)
- 紙と電子のどちらを受理するか
- 外貨建て書類の扱い
日本法人の情報をそのまま入れるべきかは社内規程によるため、現地店舗へ聞く前に会社へ確認します。
ReceiptとTax Invoiceは同じとは限らない
Receiptは支払を受けたことの証明、Tax InvoiceはVAT上の記載要件を満たす税務書類です。一枚で両方を兼ねる書類もありますが、カード利用票だけでは不足することがあります。
会計時に「Full Tax Invoiceが必要」と伝え、発行できる事業者か確認します。小規模店やVAT未登録事業者が、必ず完全Tax Invoiceを発行できるとは限りません。
会計前に確認する順番
- その店がFull Tax Invoiceを発行できるか
- 発行は会計時だけか、後日でもよいか
- 紙かe-Tax Invoiceか
- 宛名・住所・納税者番号の入力方法
- 修正期限と連絡先
長い会社名はスマートフォン画面を見せるだけでなく、コピーできるテキストでも渡します。受取後は一文字ずつ確認し、誤りがあればその場で修正を相談してください。
e-Tax Invoiceの受け取り
タイ歳入局はe-Tax Invoice & e-Receiptの制度を運用しています。メールで受け取る場合、送信元、添付形式、書類番号を確認し、会社の保管ルールに従います。
画像化したレシートがすべて正式なe-Tax Invoiceになるわけではありません。発行事業者が制度に対応しているか、書類上の記載がそろっているかを見ます。
VAT還付と経費精算を混同しない
旅行者向けVAT Refund for Touristsは、対象店舗・商品・出国時手続きに関する別制度です。会社経費としてTax Invoiceを受け取ることと同じではありません。どちらを使うべきかは、旅行目的と会社の会計方針で判断します。
FAQ
ホテル予約サイトの領収書で十分ですか?
会社の精算規程と、誰が販売者・決済者かで異なります。予約前にホテル、予約サービス、社内経理へ確認してください。
支払後に宛名を変えられますか?
事業者の発行システムや期限で異なります。会計前に情報を渡し、受取直後に誤りを確認するのが安全です。
日本語の会社名でも発行できますか?
タイ歳入局の英語案内ではTax Invoiceの言語・通貨に規定があります。英語またはタイ語の正式社名を会社から受け取り、店へ確認してください。
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公式出典
- Thailand Revenue Department, VAT Sections 85–86: Tax Invoice particulars
- Thailand Revenue Department, Value Added Tax
- Thailand Revenue Department, e-Tax Invoice & e-Receipt
更新確認日:2026年8月15日

