結論:QRがあるだけでは使えるとは限らない。自分のアプリの対応表示を確認する
タイではPromptPayを基盤とするQR決済が広く使われています。ただし、タイ国内の銀行アプリ向けQRと、海外から利用できる越境QRは同じではありません。日本のすべての銀行・決済アプリが、タイのすべての店頭QRへ対応するわけでもありません。
旅行前に自分のアプリ提供会社で対応国、対象QR、為替、手数料、上限、取消・返金を確認し、現金またはカードを予備に持ちます。

イラスト:店頭にQRがあっても、自分のアプリが対応しているかを決済前に確認します。
店頭で確認する順番
- 店が提示するQRの種類を確認する
- 自分のアプリにタイでの越境支払い機能があるか確認する
- 読み取り後に店舗名・金額・通貨を照合する
- 為替・手数料を確認する
- 完了画面を店員と確認し、二重払いを避ける
読み取れたことと、正しく支払えることは同じではありません。店舗名や金額が違えば送信しません。
PromptPayと越境QRの違い
タイ国内のPromptPayは、タイの銀行口座や対応アプリを使う仕組みが中心です。一方、タイ中央銀行は一部の国・地域との越境QR連携を進めています。BOTの旅行者決済調査でも、越境QRは利用可能な国と加盟店が限られ、店舗側の認知にも差があると報告されています。
「日本人だから使える」「日本のQRアプリなら使える」と一般化せず、アプリ単位で確認します。
失敗したとき
- 同じ決済を連続送信しない
- アプリの履歴と口座残高を確認する
- 店員に完了画面を見せる
- 未完了なら現金またはカードへ切り替える
- 引落し済みで店へ届かない場合は、店舗とアプリ提供会社へ記録を残す
スクリーンショットだけを編集して提示するなど、不正と受け取られる行為はしません。
予備の支払い手段
小規模店ではカード非対応でもQRはある場合があります。一方、旅行者の越境QRが使えない可能性もあります。少額現金、国際ブランドカード、利用可能なATM位置を分散して準備します。
返金・取消
QR決済の取消や返金は、現金返金とは限りません。店舗とアプリ側の手順、処理日数、為替差を確認し、レシートと取引番号を保存します。高額支払いは、返金条件を確認できない店で急いで送金しません。
FAQ
日本のPayPayでタイのPromptPayを使えますか?
サービス対応は変わるため、PayPayを含む各アプリの公式海外利用ページで確認してください。本記事では個別アプリの対応を保証しません。
QRを撮影して後で払えますか?
固定QRと動的QRで扱いが異なり、金額や有効性を誤る可能性があります。店頭で店舗名・金額を確認して支払います。
手数料は無料ですか?
為替、アプリ、カード・口座条件で異なります。送信前の確認画面を見てください。
公式出典
- Bank of Thailand「Data-Driven Insights into Tourist Payment Behaviours」: https://www.bot.or.th/content/dam/bot/documents/en/research-and-publications/research/payment-research/whitepaper_tourist_payment_behaviours.pdf
- Bank of Thailand「Thai QR / PromptPay overview」: https://www.bot.or.th/content/dam/bot/documents/th/news-and-media/speech/speechassistantgov-23apr2024.pdf
