破れたタイバーツ紙幣は交換できる?5分の3・銀行・必要書類

破れたタイバーツ紙幣を透明袋に保管し、銀行で交換方法を確認するKENTAR

結論:破れた・濡れたタイバーツ紙幣は、捨てずに残った部分をすべて保管してください。元の紙幣の5分の3以上が残り、真正性を明確に確認できれば、額面全額で即時交換できる対象です。5分の3未満、真っ二つ、退色、焼損などは申請書を提出し、タイ中央銀行(Bank of Thailand/BOT)の判定を受けます。

旅行者は、最初にGovernment Savings Bank(GSB/タイ貯蓄銀行)か商業銀行へ相談します。一般の両替所や店舗に受け取りを求めるのではなく、銀行の正式な交換手続きを使うのが確実です。

破れたバーツ紙幣を透明袋に入れ、銀行窓口の案内を確認するKENTAR
目次

まずやること:紙幣を補修せず全部の断片を保管

  1. 濡れている場合は、こすらず自然乾燥させる。
  2. 破れた断片を捨てず、重ならないよう透明袋や封筒へ入れる。
  3. テープ、のり、ホチキス、書込みで補修しない。
  4. ATM・店舗・両替所など受取場所が分かる場合は、日時、レシート、紙幣の表裏を記録する。
  5. 別の店で使おうとせず、銀行窓口へ持参する。

残っている面積や真正性が交換額の判断材料になります。自己判断で切りそろえたり、別の紙幣の断片を貼り合わせたりしないでください。

交換できる金額と手続きの早見表

紙幣の状態BOTの基準手続き
5分の3以上が残る真正性が明確なら額面全額銀行で即時交換の対象
縦方向にほぼ半分各半分は額面の半額申請書を提出
一部が欠け、残りが半分超真正性が明確なら全額交換の対象5分の3未満または確認が必要なら申請
別紙幣の断片がつながっている2片以内で同じ種類・額面なら全額交換の対象銀行が状態を確認。3片以上は申請
文字・数字が読みにくい真正性を確認できれば全額交換の対象専門確認のため申請
焼けた・虫食い・固着した状態によりBOTが判定通常の郵送で壊れないよう特別手順

「半分より多く残っていれば必ずその場で全額」ではありません。全額交換の対象になり得る基準と、即時交換できる5分の3基準は分けて考えます。最終的な交換額と受付方法は銀行およびBOTが判定します。

どこで交換する?曜日と対象支店

受付先BOTの案内旅行者の確認点
Government Savings Bank全国の支店で営業日に受付営業時間と外国人旅行者の本人確認方法を事前確認
商業銀行原則、水曜日のみ。デパート・ショッピングモール内支店と小規模支店は対象外受付対象支店か電話で確認
BOT Banknote ClinicバンコクのBOT Learning Center 1階で毎月最終水曜日10:00〜15:00当月の開催案内を公式サイトで再確認

近いからという理由だけでモール内の銀行へ行くと、交換受付の対象外である可能性があります。短期旅行では、GSBの通常支店か、受付可能と確認できた商業銀行を先に選ぶと移動の無駄を減らせます。

持参するものと申請後の期間

  • 破損した紙幣と残っているすべての断片
  • 本人確認書類。外国人旅行者はパスポートで受付可能か支店へ事前確認
  • 申請が必要な場合に備えた、振込先口座の情報と通帳コピー
  • 連絡可能な電話番号
  • ATM明細や両替レシートなど、受取経緯が分かる資料

5分の3以上が残り即時確認できる紙幣は、その場で交換される案内です。即時交換できずBOTへ送られる場合、BOT到着後の通常目安は約10〜15日です。複雑な鑑定や追加調査が必要な案件は、BOTが申請書を受け取ってから60日以内かかる場合があります。交換額は申請書で指定した口座へ振り込まれます。

短期旅行者はタイ国内口座を持たないことがあります。BOTの案内は口座振込を前提としているため、申請に入る前に「外国人旅行者でも受付できるか」「利用できる口座」「帰国後の連絡方法」を窓口で確認してください。

焼けた・虫食い・紙幣同士が固着した場合

焼け焦げ、動物・虫による損傷、腐食や水濡れで多数の紙幣が固着したケースは、動かすほど崩れるおそれがあります。BOTは、まず銀行職員へ現物を見せて申請書を作成し、その後、紙幣と申請書を本人がBOTの指定施設へ持ち込む手順を案内しています。

火災による損傷では、火災の警察届出書も必要です。紙幣を無理にはがしたり洗ったりせず、箱や袋のまま銀行へ相談してください。

偽札の疑いがある場合は交換手続きと分ける

印刷、透かし、色、手触りなどに違和感があり偽札を疑う場合は、破損紙幣の交換とは別対応です。BOTは、偽札と知りながら他人へ渡したり使ったりすることは違法だと案内しています。使わずに最寄りの警察署へ届けるか、警察またはBOTへ直ちに連絡してください。

BOTの案内に掲載された連絡先は、警察 0-2282-7409、BOT 0-2356-7987です。破損紙幣一般の問い合わせはBOT 1213(4番)またはBanknote Literacy and Public Relations Section 0-2356-8689を利用できます。

FAQ

少し角が欠けただけなら店で使えますか?

店舗が受け取りを断る可能性があります。残りが半分超なら全額交換の対象になり得ますが、旅行中の支払いには別の紙幣を使い、破損紙幣は銀行で確認してもらうのが確実です。

5分の3以上なら必ずその場で交換できますか?

真正性を明確に確認できることが条件です。状態によっては専門確認へ回されるため、最終判断は受付銀行とBOTが行います。

真っ二つの1000バーツ札はいくらになりますか?

BOTが定義する縦方向の半分紙幣に該当すれば、各半分は額面の半額で交換対象です。申請書による確認が必要で、自己判断で2枚分として扱うことはできません。

日本の銀行で破損したバーツ紙幣を交換できますか?

対応は金融機関ごとに異なり、BOTの交換制度はタイ国内のGSB・商業銀行・BOT窓口を前提としています。帰国後対応を期待せず、可能なら滞在中に相談してください。

交換に手数料はかかりますか?

BOTの破損紙幣案内は交換額と手続きを示していますが、旅行者向けの手数料条件を個別に明記していません。受付前に支店へ確認し、非公式な代行や買い取りには現物を渡さないでください。

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公式出典

情報確認日:2026年8月30日。受付支店、開催日、必要書類は変更される場合があります。訪問前にBOTまたは銀行へご確認ください。

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