結論:タイの空港から出発する便では、液体・ジェル・スプレーを機内へ持ち込む場合、1容器100ml(100g/3.4oz)以下、全容器の合計1L以下、透明な再封可能袋は1人1袋が基本です。中身が少なくても、容器の最大容量が100mlを超えるものは保安検査を通れません。
タイ民間航空局(CAAT)は2026年3月に液体・ジェル・スプレーの検査基準を更新し、現行基準として施行しています。スワンナプーム空港(AOT)の案内もこの2026年基準を参照しています。
機内持ち込み・預け荷物の即答表
| 持っているもの | 機内持ち込み | 準備 |
|---|---|---|
| 100ml以下の化粧水・クリーム | 可能 | 容量表示を確認し1L透明袋へ |
| 200ml容器に残り20ml | 不可 | 100ml以下の表示容器へ入れるか預け荷物へ |
| 容量表示のない小分け容器 | 不可となる可能性が高い | 容量が明記された容器を使う |
| 空の500ml水筒 | 可能 | 保安検査前に完全に空にする |
| 必要な液体医薬品 | 例外対象 | 本人名のラベル・処方情報・診断書などを提示 |
| 乳児用ミルク・離乳食 | 例外対象 | 旅程に必要な量を分けて提示 |
| 100ml超の免税品 | 条件付き | STEBを未開封、当日の購入証明を保管 |
| 可燃性・腐食性などの危険物 | 不可 | 受託手荷物でも禁止の場合があるため持参しない |
2026年の機内持ち込みルール
- 容器1本の最大容量は100ml、100gまたは3.4oz以下。
- 容器に容量がはっきり表示されていること。
- 複数容器の合計は1人1,000ml(1L)以下。
- 全容器を容量1L以下の透明な再封可能袋へまとめ、口を完全に閉じる。
- 透明袋は1人1袋。AOTの推奨サイズは約20cm×20cm。
- 保安検査では袋を他の機内手荷物から出して提示する。
「100ml」は残量ではなく容器の容量です。150mlのボトルに50mlだけ残っていても不可です。反対に、100mlを超える水筒やボトルでも、中身が完全に空なら機内手荷物として持ち込めるとAOTは案内しています。
化粧品・食品も液体扱いになる
| 分類 | 主な例 | 判断 |
|---|---|---|
| 液体 | 飲料、化粧水、香水、オイル | 100ml容器・1L袋 |
| クリーム・ジェル | 乳液、日焼け止め、歯磨き粉、シャンプー、シャワージェル | 100ml容器・1L袋 |
| メイク用品 | マスカラ、リップグロス、クッションファンデ、リップバーム | 液体・ジェルとして袋へ |
| スプレー・泡 | 制汗スプレー、ヘアスプレー、フォーム | 液体制限に加えて危険物区分も確認 |
| 水分の多い食品 | スープ、ジャム、ソース、チリペースト、煮込み食品 | 食品でも100ml制限の対象 |
タイ土産のナムプリック、チリペースト、ソース、ココナッツ系の液状食品は「食べ物だから大丈夫」と判断しないでください。100mlを超える場合は、危険物でないことを確認したうえで預け荷物へ入れ、漏れないよう二重に梱包します。
出発前10分の詰め方
液体以外も含めた旅行全体の荷造りは、タイ旅行の持ち物チェックリストで機内持込・預け荷物・現地調達に分けて確認できます。
- 容器底面や裏面の「ml」「g」「oz」表示を確認する。
- 表示がない詰め替え容器は、容量表示のある容器へ交換する。
- ふたを締め、漏れやすい容器を小袋で包む。
- すべてを1L以下の透明ジッパー袋1枚へ入れ、無理なく閉じる。
- 薬・乳児食・免税品は通常の1L袋と分け、説明書類をすぐ出せる位置へ置く。
- 袋はスーツケースの底ではなく、保安検査で取り出せる場所へ入れる。
医薬品・乳児食・特別食の例外
医療上必要な液体、乳児用ミルク・食事、医療または特別な栄養目的の食品は、各フライトの旅程に適した量であれば、100ml制限の例外対象です。ただし、無検査で通過できるという意味ではありません。
- 保安検査前に通常の液体袋と分ける。
- 検査員へ先に申告する。
- 医薬品は本人名が分かるラベル、処方情報、薬の説明書、必要に応じ診断書を用意する。
- 乗継便を含む全旅程で必要な量を説明できるようにする。
日本から持参する薬には別途、タイへの医薬品持ち込み規則があります。液体物検査だけでなく、薬の成分と許可要否も出発前に確認してください。
免税店の液体は乗継方法で結論が変わる
空港内または機内の免税店で買った100ml超の液体は、Security Tamper-Evident Bag(STEB)へ封印され、開封跡がなく、旅行当日の購入証明があれば例外対象です。袋を開けず、レシートを袋と一緒に保管します。
| 乗継状況 | 100ml超の免税品 |
|---|---|
| 制限区域内にとどまり、そのまま乗継 | 再検査でSTEBと購入証明を提示。乗継空港の規則も確認 |
| 入国・荷物受取・再チェックインで制限区域を出る | AOTは免税品例外が適用されなくなると案内。預け荷物へ移せない場合は持ち込み不可 |
「免税店で買ったから最終目的地まで必ず持ち込める」とは限りません。購入前に店員へ乗継空港と再チェックインの有無を伝え、目的地・乗継地の規則を確認してください。
受託手荷物なら100mlを超えてもよい?
一般的な化粧水、シャンプー、ソースなどは100mlを超える場合に預け荷物へ移せます。ただし、100ml制限を回避できても危険物規則は残ります。AOTは、アルコール度数70%超の飲料、可燃性液体、有害物質、腐食性の洗浄剤、農薬などを機内・受託手荷物とも禁止対象として案内しています。
エアゾール、アルコール、薬品、洗浄剤は、容器表示と航空会社の危険物一覧を必ず確認してください。航空会社は空港の保安検査とは別に、個数・容量・梱包方法を定める場合があります。
FAQ
200mlボトルに50mlだけ残っていれば持ち込めますか?
持ち込めません。検査では中身の残量ではなく、容器が最大何ml入るかを確認します。
化粧ポーチに入れたマスカラやリップは袋へ移しますか?
マスカラ、リップグロス、クッションファンデ、リップバームなどはLAGsとして扱われます。容量を確認し、他の液体と一緒に透明袋へ入れてください。
空の500ml水筒は持ち込めますか?
AOTは100mlを超える空容器でも、液体・ジェル・スプレーが入っていなければ機内持ち込み可能と案内しています。保安検査前に完全に空にしてください。
冷凍した飲み物なら持ち込めますか?
検査時の状態や溶け方で判断される可能性があります。凍らせることで規則を回避できると考えず、100ml以下へ分けるか空港・航空会社へ事前確認してください。
国内線も同じですか?
CAATの現行基準はタイの公共空港の制限区域へ持ち込むLAGsの検査基準です。実際の検査運用や航空会社の追加条件があるため、利用空港と航空会社の案内を合わせて確認してください。
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公式出典
- CAAT「2026年 液体・ジェル・スプレー検査基準」: https://www.caat.or.th/laws-regulations/199301/
- CAAT「搭乗前の乗客向け案内」: https://www.caat.or.th/passenger-guidelines-before-boarding/
- Suvarnabhumi Airport「Permitted LAGs in cabin baggage」: https://suvarnabhumi.airportthai.co.th/service/airport-guide/detail/GuidelinesforLAGs_BKK
- Suvarnabhumi Airport「Carrying Liquids on a Plane Without Checked Baggage」: https://suvarnabhumi.airportthai.co.th/service/transportation/detail/1260
情報確認日:2026年8月30日。保安検査の運用、航空会社の危険物・手荷物条件、乗継地の規則は変更される場合があります。出発前に利用空港と航空会社の公式案内をご確認ください。

