日本で普通に処方・販売されている薬でも、タイでは成分によって麻薬・向精神薬などの規制対象になる可能性があります。商品名だけで「市販薬だから大丈夫」「処方箋があれば必ず大丈夫」と判断できません。
安全な確認順は、有効成分の一般名を特定→Thai FDA公式チェッカーで区分確認→数量と滞在日数を照合→必要書類・許可を準備です。本記事は医療・法律上の個別判断ではなく、公式確認へ進むための手順です。
1. 商品名ではなく有効成分を調べる
薬の外箱、添付文書、処方明細で一般名(generic name)と1錠あたりの含有量を確認します。同じ商品名でも国や剤形で成分が異なる可能性があります。複数成分の薬は、すべての成分を確認してください。
不明な場合は自己翻訳せず、処方した医師または薬剤師に英文の成分名を確認します。
2. Thai FDAの旅行者用チェッカーを使う
Thai FDAの「Check the Drug」ページで成分を検索し、規制区分を確認します。検索結果が出ないことは、持込可能の保証ではありません。表記揺れや塩の形などもあるため、判断できない場合はThai FDAへ問い合わせます。
規制区分によって、持込可能な日数、医師の証明、事前許可の要否が異なります。旅行日数ではなく「持参する数量が何日分に相当するか」も確認します。
3. 必要書類を早めに用意する
規制対象や処方薬では、患者名、診断・治療目的、薬の一般名、用量、必要日数、処方医情報を示す英文書類が求められることがあります。薬は元の容器・包装で持ち、ラベルと書類を対応させます。
Thai FDAの案内では、許可が必要な区分・数量について渡航前の申請期間が必要です。直前では間に合わない可能性があるため、少なくとも数週間前から確認を始め、公式案内にある申請期限を守ります。
4. 機内持込と温度管理も別に確認
法的な持込可否と、航空保安・保管条件は別問題です。注射器、液体薬、保冷剤は航空会社と出発空港のルールを確認します。温度管理が必要な薬は、医療機関・薬剤師・航空会社に相談し、預け荷物へ入れるリスクも検討してください。
現地で同じ薬が買えるとは限りません。紛失時に備え、成分名、用量、処方医連絡先を紙と端末の両方に控えます。
持込を自己判断しない方がよいケース
- 成分の一般名が分からない
- チェッカーで結果が出ない、または複数候補が出る
- 30日を超える量を持参したい
- 麻薬・向精神薬に該当する可能性がある
- 注射薬、注射器、医療機器を伴う
この場合はThai FDAへ直接確認し、回答記録を保管します。薬を急に中断する判断はせず、処方医にも相談してください。
FAQ
日本語の処方箋だけで大丈夫ですか?
係員が内容を確認できる英文書類が必要になる可能性があります。Thai FDAの区分別要件を確認し、医療機関へ早めに依頼してください。
30日分以内ならどの薬でも許可不要ですか?
いいえ。規制区分で要件が異なります。日数だけで判断せず、成分を公式チェッカーで確認してください。
サプリメントも同じですか?
医薬品とは区分が異なる可能性があります。成分・数量・用途をThai FDAのhealth products案内で確認します。
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情報確認日:2026年8月9日
公式出典
- Thai FDA Permit for Traveler: https://permitfortraveler.fda.moph.go.th/
- Thai FDA Check the Drug: https://permitfortraveler.fda.moph.go.th/nct_permit_main/Main/FRM_checkdrug_index
- Thai FDA Guidance for Travelers (2024-09-21): https://permitfortraveler.fda.moph.go.th/nct_permit_main/Upload/Guidance%20for%20Travelers%20who%20travel%20into%20Thailand_21092024.pdf
- Thai FDA Bringing Health Products into Thailand: https://en.fda.moph.go.th/consumer/consumer-bringing-of-health-products-into-the-kingdom-of-thailand
- Thai FDA FAQ: https://en.fda.moph.go.th/our-services-new/our-services-frequently-asked-questions

