タイの店やATMで「THB(タイバーツ)かJPY(日本円)か」を選ぶ画面が出ることがあります。これはDCC(Dynamic Currency Conversion)と呼ばれる仕組みです。日本円表示は金額が分かりやすい一方、その場で提示される換算レートや手数料が使われます。
DCC画面で確認する4点
急いでボタンを押さず、次を確認します。
- 商品・サービスの元のTHB金額
- JPYへ換算された金額
- 画面に表示される換算レート
- DCCの手数料やマークアップ表示
Visaは、DCCを選ぶかどうかは利用者が判断でき、取引通貨、換算レート、追加費用などの情報が示されるべきだと案内しています。
THBを選ぶ場合の考え方
THB建てを選ぶと、日本のカード会社・国際ブランド側のレートと海外事務手数料で後日円換算されます。最終円額は利用時点では確定しないことがあります。
自分のカードの海外事務手数料を事前に調べ、DCCで提示された総額と比べることが大切です。「常にこちらが安い」とは断定できません。
JPYを選ぶ場合の考え方
JPY建ては、その場で日本円の請求額を確認しやすい反面、提示レートに上乗せが含まれる可能性があります。画面にレートや追加費用が十分表示されていなければ、店員に確認します。
店員が通貨を勝手に選んだ場合は、確定前にやり直しを依頼してください。署名や暗証番号入力の前にレシートの通貨を見ます。
ATMでも同じ発想で確認する
ATMで円換算を提案される場合も、提示レートと費用を確認します。DCCを断っても、ATM設置者手数料やカード発行会社の手数料まで消えるわけではありません。
取引後はレシートを保管し、カード明細の通貨と金額を照合しましょう。
支払い方法であわせて確認したい情報
現金・両替・ATMも含めて比較する場合は、タイの両替・ATM完全ガイドを確認してください。
ATMからカードが戻らない場合は、カードが吸い込まれたときの連絡順を優先してください。
FAQ
THBを選べば必ず安いですか?
必ずとは言えません。DCC提示条件と、自分のカードの換算レート・海外事務手数料を比較してください。
店員がJPYを選んでしまいました
確定前なら取消しと再操作を依頼します。確定後はレシートを保存し、店とカード会社へ相談してください。
DCCを断れば手数料はゼロですか?
いいえ。カード会社の海外事務手数料やATM手数料などは別に発生する可能性があります。
公式出典
- Visa Thailand「Dynamic Currency Conversion」: https://www.visa.co.th/en_TH/travel-with-visa/dynamic-currency-conversion.html
- Bangkok Bank「Dynamic Currency Conversion」: https://www.bangkokbank.com/en/Business-Banking/Manage-My-Business/Merchant-Services/Dynamic-Currency-Conversion
情報確認日:2026-08-29

